青木みきお

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里山資本主義(7)

 「食料自給率39%」の国に広がる「耕作放棄地」。
 日本の農地のうち現在耕作放棄地となっているのは、県レベルにおいて30~50%にもなっているといいます。
 誰からも見放されたその土地で、今新たな動きが始まっています。
 島根県の山間では、草ぼうぼうの土地を借りて、牛を放し飼いにしています。
 24時間365日、牛たちは毎日草原を歩き回り、気の向いた場所で草をはみ、乳が張ると牛舎に戻ってきて乳を搾ってもらい、また草原に向かっていきます。
 牛たちは穀物を一切食べてはいませんが、乳はちゃんと出ます。草しか食べていないからといって、美味しくないか?というととんでもない!驚くほど濃厚なのです。
 売れる牛乳は大量ではありませんが、自然そのものということで人気があるとのことです。自家製アイスクリームも好評とのことです。
 耕作放棄地は、無償で貸してもらっていて、経費はほとんどゼロです。生活に困らない程度の収入は、十分確保されているといいます。
 「雑草という無駄とされているものが、私たちにとってはありがたい牛のエサなんですよ。牛のストレスも少ないようです。」と語るのは、29歳の農業青年。
 「耕作放棄地」は、希望の条件が揃った理想的な環境として、取り組んでいるところが様々あります。
 島根県邑南(おおなん)町に、「耕すシェフ」と呼ばれている数人の若い女性たちがいます。都会で暮らしていましたが、田舎の中での生活にまさに理想的な思いにピッタリとマッチしたとして、町観光協会直営のイタリアンレストランで働いています。
 一生懸命就職活動しても企業から内定ももらえず、やっと就職しても、待遇は必ずしも良くはなく、長時間労働に経費のかかる都会の暮らし・・・・・
 今、若い世代が里山に向かっています。
 

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