過疎地域が甦る（1）

　去る２月１３日に、川西総合開発促進協議会の視察・研修会を行いました。視察の行先は、石川県羽咋市神子原（みこはら）地区でした。
　当地区は、人口４５９人（２０年間で半減）であり、高齢化率は５４％です。ちなみに、福井市全体では２５％弱で最高の殿下地区で約５０％です。
　また、豪雪地域・離村者増加・離農率増加・耕作放棄増大・耕作面積１１０ha・遊休地４６haという現状であり、まさに典型的な限界集落です。
　この地区が、平成１７年から５年間で　
　　　　１.　高齢化率が、５４％から４７．５％に
　　　　２.　月収３０万円超の農家の誕生
　　　　３.　年間８０００万円の助成金
　　　　４.　８人の若者のＵ・Ｊ・Ｉターン
　　　　５.　全国からの大学生の集落合宿
　　　　６.　１２家族３５名が他県から移住
という状況になっています。
　
　いったい何があったのでしょうか？

　そこには、スーパー公務員と異名のある高野職員の存在がありました。
　彼は、市長から過疎高齢化集落の活性化と年内に農作物のブランド化を図るプロジェクトを言い渡されました。
　それまでには、ＵＦＯ（未確認飛行物体）によるまつづくりの実践や、コスモアイル羽咋（宇宙科学館）の建設で、能登の活性化も図っています。
　その彼は、私たちに２時間半も熱く語ってくださいました。