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里山資本主義(3)

 21世紀の「エネルギー革命」は、里山から始まろうとしています。
 里山資本主義が語るエネルギー問題は、これまで日本が頼ってきた化石燃料や原子力発電所によるものとは根底から異なります。
 岡山県真庭市の製材所銘建工業の代表取締役中島浩一郎氏は、木くずを利用しての発電施設を造り、15年前から稼働させています。 今でこそよく言われる「木質バイオマス発電」です。
 中島氏の工場では、使用する電気の100%をこのバイオマス発電で賄っています。年間約1億円が浮き、余った電気は電力会社に売られます。売電は年間5000万円にもなり、あわせて1億5000万円のプラスになっているとのことです。
 木くず排出処理に、年間2億4000万円もかかっていたといいます。実質年間約4億円のプラスになります。
 それだけではありません。
 木くずを木質ペレットにして、石油ストーブと同じように手軽に利用できるペレットストーブも作りました。
 このペレットを1キロ20円ちょっとで販売しており、全国のみならず一部は韓国に輸出しているとのことです。
 これまで捨てられていたものを利用するという発想の転換です。
 木材でしか生きていけない町として、とことん木材で活路を見出していくしかないと腹をくくった真庭市役所は、「バイオマス政策課」という専門部署を設けました。
 真庭市では、小学校や役所や温水プール等でペレットボイラーを導入し、吸収式冷凍機の仕組みで、暖房だけでなく冷房も利用できるとのことです。
 行政は、ペレットストーブ購入に最高13万円、農業用ボイラーなら50万円の補助金を出しているとのことです。
 中島氏の取組が、今地域を動かし日本の林業の在り方やエネルギー政策にも影響を与え始めたといっても過言ではありません。

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