環太平洋連携協定（ＴＰＰ）　（2）

　ＴＰＰ（環太平洋連携協定）交渉加速確認へむけて、閣僚会合が今日からブルネイで行われます。
　ＴＰＰは、１２か国の環太平洋の国々で協議されています。
　１２か国といっても、国の経済総生産額（ＧＤＰ）では約８割を日本で占めているのが現状です。言い換えれば、日本との関係が最大テーマとなっているといえます。
　オバマ大統領は「一括合意」に強い意欲を示していますが、日本は「何を求めるのか？」「何から守るのか？」が問われます。
　関税障壁の撤廃や、自由な企業参入が狙いとされます。外国企業が相手国を提訴できるＩＳＤＳ条項は、アメリカの意とするところでしょう。
　役所・学校・警察・消防といった公共が、大企業の経営体に飲み込まれているアメリカの将来は、日本や他１０か国に拡がっていくのか？
　注目しなければなりません！